竹で食育

タケノコなくして宴会なしという中国の諺の通り、筍は古くから薬事的にも用いられてきました。笹の好きなパンダの食べ残した竹を、ゾウが食べるという飼料だけでなく、最近ではタケそのものも人間が食べられるようパウダー状にする機械も開発されるようになりました。日本各地の伝統料理に使われてきた春の山菜や筍。ちまき笹、笹寿司、笹茶、竹筒に燗をしたお酒。竹のしゃもじをはじめ台所用品から和食にでてくる竹の器などお米と同じイネ科の植物である竹は、食生活と深い関わりのある植物です。また世界の竹林の80%が東南アジアに分布しており、稲作文化圏とほぼ同じ地域に生息しています。ですからわれわれの主食であるコメとの結びつきは本来とても大きいのです。戦時中、日本兵用にお米はともかく、食器を送るとき、物資が不足してきて、代わりに竹の器が用いられました。竹のなかでもホウライチクが一番長持ちしたようです。もっとも昔から、肉類魚類、おにぎりを包むときにパッケージに、マダケの皮が利用されてきました。また竹はその殺菌力からO157やノロウィルス対策に、モウソウチクのエキスが活躍しています。竹は食育の宝庫です。

 食と竹、また農林漁業と竹との関係を見直すことで、 「農林漁業や食品産業への理解」や「食文化の継承」に役立ち、また竹という自然素材を生かすことで、「自然環境への理解」「さまざまな食文化への理解」を深めるなど、竹を活かした食育の取り組みが期待されるところです。

情報提供:NPO法人環境デザイン・エキスパーツ・ネットワーク

 
 竹姫納豆(新パッケージ) 
2011年12月より、順次パッケージが切り替わります。

国産大豆と天然納豆菌を使用した良質の納豆を竹に入れて発酵させることによって、より長い間ご賞味いただけるようになりました。 この商品は、大東市(大阪府)の竹の間伐材を用いています。そのため、消費すればするほど、山の保全につながります。 この商品は、大東市(大阪府)のPRを目指して、市内の企業・大学・NPO法人の三者が協力して開発しました。

おすすめ商品

マグカップ・マドラー DE お茶を

 

黒竹 茶筌形マドラーはコーヒー、紅茶、抹茶、等を気軽に楽しくかくはん泡立てられる商品です。非常に柄が長く可愛い商品です。
 高山茶筅(奈良高山製)「マグカップ・マドラー DE お茶を