竹の筆

 
岡山 筆職人
 吉信芳石
竹の筆は竹の棒の先端をたたいてやわらかくし
繊維だけを残して筆の穂先にする。
筆のかたちも書き味も素朴そのもので
一目見て思った。
自分も植物の筆を作ってみたい。
アダンの筆 江戸時代
雨月物語 上田秋成が愛用していた。

 

インドネシア竹楽器

アンクルン
アンクルン

トマリタケノコ

 
モウソウ林では、筍が生えてきても十分に生長できずに途中で止まってしまう
トマリタケノコ これらを小さな筍のうちに間引いて売るか、自家食用にするとよい。トマリタケノコ の見分け方については、熟練がいる。 ふつう筍の先についている小さな葉が、いくらか黄味がかったり、曲がり気味になったり、その葉に 朝露がついていものは、元気で成長していくよい筍である。これ以外はトマリタケノコになるそうである。

青竹を利用した器

青竹を使用した容器に

うおい(滋賀県大津市)の「つつうなぎ」があります。

つつうなぎは、秘伝のたれで丁寧に炊き上げたうなぎを、

青竹の筒に詰めた見た目にもさわやかな一品です。

以前から、青竹を容器に使いたいと考えていたうおいの経営者、井上麗子さんは、炊き上がったうなぎを青空包装し、天然の青竹の中に詰めるスタイルで「つつうなぎ」が誕生した。蓋に使用した朱色の和紙が青竹のさわやかなグリーンに映え、高級感のあるパッケージデザインになっています。

竹の床

 キャンプの とき寝床の柔らかさを必要とするとき、まず、雑草をしき、そのうちに毛布を敷いて休む。この場合、クマザサをはじめ笹類がちかくにあると、それがいちばん寝床が湿らず就眠しやすいものである。もっとも、その笹が枯れていると最高であるが、切りたての場合でも寝床が他の雑草のようにベタつかず、気持ちのよいものである。

竹の釘

竹釘はマダケに限られている。まずヒゴを作り、日光によってよく乾燥させ、最後に大きい釜に入れて豆をいる要領で茶色にこがし、なかば炭化させる。このいることによって竹釘は強化され、防腐が行われる。この煎るときの火加減が難しく経験がいる。

肥料にクマザサ

戦前に 百姓は田畑を有機質を多く施用し「地力を養う」ことを農耕の基本とした。広島県比婆郡では、ヤマフキザサ、チョウゴクザサなどの若葉を刈って牛馬に食わせ一部にかさね肥として積み重ね腐らせたものを植えつけ前に、土を深く耕し施用した。クマザサ類を谷踏み込む。有機の他にカリウムが多き。米の品質がよくなっておいしい。島根県、大津地方では、水田に若葉を踏み込む農法がある。

竹縄について

種子島に漂着した中国千二乗っていたポルトガル人が持ち込んだ火縄銃二丁を模作した。竹縄は真竹の生後2~3ヶ月のものを切りたたいて繊維とした縄を用いたが、あまりにも硬くて、不適当であった。島津義弘はホウライチクの柔軟性が竹縄として最高であることがわかり、極秘で生垣として沈竹壁といって栽培させた。 ホウライチクの一種 蘇方竹の鉢作りが盛んになってきた。バンブーの一種であるだけに、挿木は簡単だし、株分けも容易であるところから直植えもする。